モアイモドキ
概要
名 前 | モアイモドキ (Moai Mimic) |
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学 名 | Pseudo moai gigas |
目撃場所 | イースター島 |
体 長 | 2〜4m |
体 重 | 2〜5t |
![](http://kakuseibutsu.com/wp-content/uploads/2023/11/episode-1-1280x731.jpg)
特徴
- モアイの彫像に酷似した外見。灰色の岩のような質感の皮膚を持ち、非常に重厚な体格。
- モアイ彫像に完全に擬態しており、一見すると区別がつかない。なぜモアイに擬態しているかは未だ謎。
生態
- 極めて低い活動性。一日中動かずに過ごす。
- 繁殖方法は不明。繁殖期にはどこかに移動する様子が観察されることがある。
能力
- 待ち伏せ型の捕食者。1ヶ月に一度程度、モアイに擬態して近づいた生物を捕食する。
- 普段は動くことはほとんど無いが捕食する際には驚くべく速さで獲物を飲み込んでしまう。
- 外皮は非常に硬く、自然の敵からの攻撃に対して高い防御力を持つ。
EPISODE
![](http://kakuseibutsu.com/wp-content/uploads/2023/11/moaimimic2-1280x731.jpg)
イースター島の神秘に魅了されたケンジ、エマ、リオの三人組は、モアイ像の巡りを楽しんでいた。太陽が空高く輝く中、彼らは一つ一つの巨大な石像に感嘆の声を上げていた。モアイ像が有名なこの島では、どの像も彼らにとって圧巻の存在だった。
次のスポットへの道をマップで確認していたその時、背後から不可解な音が聞こえた。それはまるで息をのむような、声にならない驚きの音だった。ケンジとエマが振り返ると、先ほどまでそこにいたはずのリオの姿が消えていた。
ふたりはすぐにリオを探し始めたが、どこにも見当たらない。彼らは周囲のモアイ像に目を向けたが、ただ静かに佇む石像だけがそこにある。不安と混乱に満ちたふたりは、島の警備員や他の観光客に助けを求めたが、リオの行方については何もわからなかった。
その日以降、リオは一度も見つかることはなかった。島の住人たちは口々に言う。「イースター島では、時折、神隠しのような不可解な事件が起こる」と。何人かは、モアイモドキがその原因だと囁いていた。しかし、誰もが確かめることはできず、リオの失踪は謎のままとなった。
ケンジとエマは、イースター島の旅を終え、帰国したが、彼らの心にはいつまでも解けない謎が残った。そして、モアイモドキの伝説は、一層深まるのであった。